ムーヴ
ムーヴは、LD等発達障害者の生活と就労を考える、情報交換を主とする会です。それぞれの問題を持ち寄り、新しい情報にも目を向け、生活を具体的に成り立たせていくことを考えます。本音で話せて、楽になれる集まりをめざしています。調査、見学、講演会、他の機関との連携等も必要に応じて行います。
共に動いて行こうという意志をこめて、「ムーヴ」と名づけました。
18歳以上の青年の親が多いですが、学齢期の会員の参加も、大歓迎です。
時には、お花見や忘年会、食事会で、盛り上がることもあります。(時にはではなくなり、しばしばになっているかもしれません。 (^_^;)

今までの活動から (抜粋)
●2003~2004年  東京都の就労支援機関調査  26ヶ所を訪問し、聞取り調査をデータにまとめました
●2006年     例会のミニワークショップ 「親と子の20年後の姿を想像する」
●2007年10月  松為信雄先生講演会
            -LD等発達障害者のライフステージを見据えた支援-
                 「働く気持ちを育てるために、働き続ける気持ちを持つために」
●2008年10月  東京都精神保健センター見学

2013/03/02  (三茶キャロット)

◆暑くなったり寒くなったりジェットコースターのような天候に体調悪しで欠席者の多いムーヴでしたが、お久しぶりの方も来られて近況報告が聞けました。

  • 高校段階での進路変更、スムースに移行できたが先の心配は変わらないとの事
  • 単位を少し落としたが無事に進級、整体や卓球などに定期的に通って健康管理も気をつけている。発達障害系学生の多い大学で起業した人等もいるらしいが、社会性は大学に長く居ても育ち辛い様だ
  • 会社でトラブルを起こしたが市の就労支援機関が間に入ってくれた。これからも繋がっていきたい

◆【話題】

  • 世田谷区から就労定着支援を強化するための体制見直しのお知らせが来ています。4月1日から開始ですが、一気にではなくて徐々に移行していくとのことです。詳細は会合で
  • 相談支援センターについても地域割等の制度改革がありました。実際に相談に行ってみた人から生涯支援や24時間支援等も視野に入っているとの情報が! 相談する事でニーズが行政に伝わります。困りごとのある人は臆せず行ってみましょう
  • グループホームやアパート暮らしなど一人暮らしを始めている会員もいますが「寂しさ」体験はやってみなければわからない、頑張りすぎると問題が出てくるようです

【共助の形を探る話し合い】自分たちにできることをSTEPなどで告知し需要を探ってみる案を再検討。

2013/01/26  (三茶キャロット)

◆最近の新聞報道の多さから軽犯罪で収監されている障害者の処遇について、刑務所から出されるだけではすぐに再犯となるケースが多く、福祉施設につなぐ行政等が話題になりました。にんじん村の会員に関しては身近なことではありませんが意識の中に入れておきたい事です。

【共助の形を探る話し合い】前回のリストを見ながらいろいろなケースが出てきました。

  • 趣味の集まりで倒れた友人の救急搬送に付き添って病院に行ったが親族でなくては詳しい説明等はされない ⇒ 家族がいない場合はどうすればよいのか?
  • 困っている人へのアプローチはどうするのか ⇒ 本人や保護者が会合に参加しているならば様子も分かりやすいが、そうでなければ役に立つのが難しい
  • 親が困っている時はにんじん村の中でもムーヴや相談会等の場がある ⇒ これから本人たちが親(つまり私たち?)の介護等で困った場合は経験からアドバイスできる会員がいっぱいいる
  • 最近予算が付くようになったからか「相談支援」の看板を掲げる機関が増えている。「自己決定」の大切さからその支援も出てきているが、中身をきちんと見ていきたい
  • 「みだしなみ」のアドバイスは意外と言い辛いもの… 「だらしない ⇔ かたくるしい」「洗濯しない ⇔ 洗濯しすぎ」「凝りすぎ ⇔ 無頓着すぎ」…ファッションと清潔さ等、家族でなくては感じていても口に出し難いという声が多くありました
  • ゴミは出しているようだがリサイクルごみが難しそうで手伝ってもらえると助
  • 「こんなことできます」というリストを提示して希望者を募ってみてはどうか。

2012/12/15  (三茶キャロット)

◆最近になって、いろいろな支援の方法を使い始めようとしている本人や保護者の戸惑い、様々な機関や支援制度を使っているがなかなかぴったりと合った所に巡り合えないケースへの対応、転職する場合のマッチングの難しさなどが話題になりました。仕事の場で上司の説明に対して「はい、わかりました」との返事をすると「理解している」と思われます。しかし、実は全く理解していないという事が支援者にも理解されていないケースが沢山あります。

【共助の形を探る話し合い】共助の方法を探るために、この数カ月で出てきた声がリストにされました。大きいテーマから小さな日常の手助けまで、実際に始めてみなければわからない事が沢山ありますが、踏み込んだお手伝いの場合は個人情報を共有することになり、互いのおしゃべりの中での共有とは違う問題が出てきそうです。

◆【忘年会】20時ごろには終了して近くのお魚料理のお店で美味しいお料理を頂いてミニ忘年会をしました。ボロ市の流れで混むかと思っていましたが、意外に静かな選挙前夜の三茶でした。

2012/11/17  (三茶キャロット)

◆大雨の夜のせいとは思いたくありませんが参加者が激減、近況報告の必要はありませんでした。雑談タイムには、性犯罪に向かわないためには?と思春期の問題が話題になりました。それぞれ子の思春期を思い出しながらでしたが、にんじん村の子どもたちの場合、果たして障害と関わりがあるのかどうかがよくわからない状況です。性の問題は大人になってからも続きますが、親、特に異性の親にとってはさらに踏み込めない問題になってしまいます。

【共助の形を探る話し合い】実際問題として今の成年後見制度を使うという事は現実的ではない/ 一人ではなかなか判断ができない人に選択肢やリスクを伝える事で自分の意思を決める手伝いは必要だが、本人が求めてこない場合には単なるおせっかいになってしまう/ 話を聞くだけではすまないので、具体的な援助にどうやって持ち込むか?/ 「家事援助」「事務手続きの手伝い」「気持ちに沿う事」「就労支援」などの多彩な必要に親の会の中でワンストップで相談に乗るにはどうすればよいか。
色々な団体や行政等が行っている支援活動を参考にしながら上記のような話し合いを進め、自分だったらどんな支援がほしいかをそれぞれで出してみました。形にするのはなかなか難しいですが、次回までに生活の中での困りごとをリストアップしてくる事になりました。

2012/10/13  (三茶キャロット)

◆【近況報告 ~環境変化編~ 】グループホームに入居はしたが、色々と思いもよらないトラブルもありはいってみなくては分からないことが多い事を実感/ アパートでの一人暮らしが決まり、準備中。不安は多いが見守るしかない/ 実習の後、すぐに入社が決まった。仕事は合っている様で戦力として見て頂いているが、これからの給与等の事、最初が肝心/ 似た職種に転職したが、今回はノルマがあり、達成できないと勤務時間や自給も減らされるのでかなり厳しい/

◆アパート生活を希望する障害者が増えているが、家族に鍵を預けないため、室内が乱れて仕事にも行けなくなった事例がある。金銭欲が強いタイプだと自分の給与が自分の自由にならない事に怒りを感じるケースもあり、親の管理をどこまでするか、家に入れるお金等は最初にきちんと話し合う事が必要、等の意見が出ました。

【共助の形を探る話し合い】制度にない支援を親の会で実施していくことについて、モーニングコールやミニ清掃などが上がりました。7月、11月(予定)の勉強会で公的な支援について具体的にもっと知る事ですき間の困りごとが見えてくるのではないでしょうか。勉強会の定例化やグループホームの見学会希望の意見あり。

2012/09/01  (三茶キャロット)

◆【今回は初対面の方々もいらしたりして自己紹介を一回り】ケアホーム入居の契約を済ませ、関係者が集まっての会議があり良く理解してもらえた。母(自分)が動けないときに他の家族にも分かる様、書類を整理してファイルにした。/ 一人暮らしも長く、派遣の仕事を続けているが、条件の悪い仕事が多くなってきている。/ 大学にも慣れ、1学期は皆勤賞だったのに、試験の日程を間違えてパニック!/ 成人したので障害基礎年金の手続きを始めた。就労に向けて実習が始まって、色々動き出した感じ。/ 診断も色々受けており様々な経過を経ているが、アルバイトがなかなか続かない。/ 最近の体調の悪さに困っている。/ 収入はそれなりにあるのに使いすぎてしまい、親に借金をする。給料が出たら返してはくれるが、金銭管理はとても難しい。/ 仕事が厳しいので(病気もあり)転職した。福利厚生が前職より少ないので来年は税金が厳しいと思うが「払うべきものは自分で払う」を徹底させたい。

【共助の形を探る話し合い】前回の宿題はだれもやってきていませんでした……。やはり、一人で考えるより話し合いの中で色々と問題点やアイディアが出てくるのでしょうか? 今回見せて頂いたファイルや資料を参考に、中身は少なくとも改めて個人ファイルを作ってみる事で、何が必要か少し見えてきそうです。障害枠の中にいない人はどうすればよいのか、背中を押すことはおせっかいなのか?「ちょっと困っている事」の個人聞取りをする、等の意見が出ました。次回にはもう少し具体的になると良いのですが……。

2012/07/07  (三茶キャロット)

◆【近況報告1】お久しぶりの方からお孫さんが大学入学を機に海外駐在の家族から離れての下宿生活に挑戦、学校と主治医に近い良い環境を得られて旨の報告がありました。海外生活の最後を楽しんでおられる様子、これからの新しい生活に心配もあり期待もあるとの事でした。【近況報告2】息子との度重なるトラブルがありお母さんはお疲れ気味、ケアホーム入居を検討されています。仕事は安定して続けておられるので、お互いの距離ができて生活面での支援の手が増えることで、親子関係が良くなる事が期待されます。

【共助の形を探る話し合い】前回から引続いて親の会が自助、共助組織としてあるためには何ができるかを話し合いました。親戚の次くらいの連絡グループとして震災時の安否確認や家族の非常時に相談に乗れる様なネットワークを作っていく事/ 制度に繋ぐ役割、NPO等の組織を作ってその中で動く、制度の外での役割等どの様な形をとるか/ 手続き一覧表の見本を作る/ 「なごみ」の中で見えてくる事への働きかけ等。Mさんが作成した表に制度ではない関わり、制度に繋ぐ関わりで私たちにできることを記入してくる事が宿題になりました。

2012/05/26  (三茶キャロット)

◆特別支援学校から直に就職して支援機関との繋がりのない方が、前回のムーヴで得たアドバイスで早速動かれて、とても安心できたとの報告がありました。最近は学校を出る前に地域の支援機関に登録するのが流れになっていますが、以前に卒業されて初職がきちんと維持されている方ほど、支援機関とは縁がないのが現状です。でも、保護者は漠然とした不安をいつも抱えている事が多く、今回繋がりを持たれて良かったです。雇用側も何かあった時に相談できる第三者機関が有ることが雇用の安心につながります。

◆生活保護についてのあれこれ・・・最近の芸能人がらみのスキャンダルのこともあって話題になりましたが、にんじん村会員は保護者が健在なこともあり、話に聞くケースばかりで実態を知る人はいませんでした。

◆障害があっても加入できる医療保険について・・断られたケースもありますが、障害者保険専門の会社もあります。このあたりも具体的に加入した例、断られた例などが出てくると少しわかりやすく情報整理ができますね。経験談、お寄せ下さい。

◆7月15日の勉強会「手帳制度について」・・・なんとなく知っているけれど基本的な質問(ちょっと聞くのが恥ずかしい)やどこに聞いたら良いかわからないことなど、持っていない人はもちろん、持っている人にとっても貴重な機会になると思います。

◆子どものお金の使い方に困る・・・よく話題になりますが両極端なことが多いです。理想的な使い方があるというわけではないけれども、子の将来の生活をどう見定めるのか、果たして見定められるものなのか。

【共助の形を探る話し合い】最近は毎回、意見を出し合っている状況です。 しゃべるだけではなくて実際はどこまでできるか?/親が突然倒れた時の対処の仕方/親にはなかなか見えない職場でのトラブル/事件に巻き込まれた時の対処(手帳<コピー可>を所持していると良い?)/事件に巻き込まれた時は?/災害時連絡のとり方/彼らは困った時に行政にきちんと自分の困りごとをわかるように伝えられるか? etc.etc.etc.

2012/04/14  (三茶キャロット)

◆お久しぶりの方もいらしたので、前半は近況報告を。 大学に入学、とにかく朝に弱いので2部に入って正解だった 我家をリフォーム中でさらにプレッシャーがかかっている 友人と事業を立ち上げた。仕事をしながら介護、さらに障害児の育児に悩む女性達の居場所作りをめざす 支援機関で普段気付いていない事を指摘されて驚く。誤解によるトラブルもあり、思いがけない事だったのでちょっとショック 結婚して4年目になるが色々言われるのが嫌なのか、たまにしか連絡してこない 就労訓練を受けているが、面接がうまくいかず落ち込んでいた 同じ会社に6年勤続しているが、オタクっぽいコレクションやお金の使い方など、変わっている部分がさらに目立ってきた気がする。父親の無理解にも本当に悩まされる 体調の悪さから職場での対応にも色々問題が出てきているが就労は維持させたい。主治医と会社の嘱託医の意見が違っている オタクである事は変わらないが、30才を過ぎて結婚願望が出てきている。紹介してもらったのだがどうなる事か… 突然見つかった病気と付合いながら1年4ヶ月同じ職場で働いている。時給月給の契約社員だが金銭管理がダメなので、なかなか家にお金を入れられるまでにはならない

◆ある程度安定した状況が続いても中々安心はできないのが彼らの現状です。突然のゲリラ豪雨はとっても困るから、たまの小雨ぐらいを上手にしのいでいって欲しいもの、槍だの雹や雷だのを防ぐ様な丈夫な傘は持っていません。

◆来年度から障害者雇用率が15年ぶりに上がり、2.0%になるとの事ですが、他の会でも就労してからの困難を耳にします。障害者雇用でもそうでなくても、彼らが生活を楽しみながら働き続ける事ができる世の中を考えていきましょう。

【共助の形を探る話し合い】同じ親の立場でどこまで支援できるのか、具体的な必要とされるサポートは何か(でも勝手にはできない)。地域の資源の提供、施設の紹介、窓口について行っての手続き支援等が考えられますが、信用できるアウトソーシング先を探して親の会が委託し、必要な会員に繋ぐという方法もあるとの意見が出ました。他に後見人の選び方等…、中々実際に直面しないと判断が難しそうです。

2012/02/25  (三茶キャロット)

◆近況報告ではトライアル雇用から本採用に至った方からうれしい報告がありました。資格を活かしての本採用で、本当によかったです。

◆東京都のTV番組「東京サイト」の《働く障害者》のDVDを視聴しました。様々な現場での障害者雇用のレポートで、にんじん村の会員があちこちに登場していました。

◆第3回東京都発達障害者支援体制整備推進委員会を傍聴した方から報告がありました。思春期が課題である事/ 教育と福祉の連携と相互理解がない/ 東京都の特別支援教室はモデル事業等の課題を経てH28年度実施予定/ 文部科学省による発達障害児の10年ぶりの調査/ ひきこもりについて/ 等など

◆通勤寮からグループホームへの移行を計画している方から情報提供がありました。様々なタイプのホームがあり、さくっと紹介、理解はなかなか難しく、金銭面(大切!)を含めて個別に探していくのが必要です。

◆永く会員でいても、情報を共有しきれていないケースが多くあります。実際に子がその場に立たないと、何が必要な情報なのかを親がつかみきれないというのも良くある事です。そのような状況に対してムーヴで何ができるかを話し合いました。
支援機関を使っている人達は、どの様な支援を具体的に受けているか? 支援機関を使っていない人は現在は困っていないのか?⇒ この辺は細かい聞取りが必要となります 最近多くなった民間の障害者就労支援機関はどんな感じ(料金、面倒見の良さ、継続的に支援してもらえるのか)? リストアップや特徴等の紹介ができたら良い 活動に参加されていない保護者への働きかけはどこまで可能か ⇒ おせっかい? 迷惑? 行政や支援機関とは違った、にんじん村独自の切り口での就労支援ハンドブックが作れないだろうか。身近、知りたい事がすぐ分かる、経験を経ての助言 etc. ⇒ あれっ? 「STEP BY STEP 自立編」って感じ?

2012/01/07  (三茶キャロット)

準備中

2011/11/  (三茶キャロット)

準備中

2011/09/10 例会  (三茶キャロット C)

◆近況報告をしながら、それについて話しました。

  • 実習をしたが、それが仕事につながらない
  • 職場で担当が産休に入り、新しい担当者に資格を取るように薦められた
  • 体調が悪くて早退したのに、通勤寮がきちんと管理しておらず、しばらく行方不明と会社で心配していた
  • 朝なかなか起きられず不登校気味だが、取得単位は計算していて、高校は卒業すると言っている

  それぞれ、様々な内容でした。

◆LD学会でにんじん村が書籍販売の担当になったので、お手伝いを募りました。

2011/07/09 例会  (らぷらす 10F)

◆6月の大阪でのフォーラムから 「自己理解」 の難しさ (その割には専門家の口からとても安直に出てきます) について語りながらの近況報告でした。

  • お子さんの極端なマイブームに悩まされている方
  • 支援付きで仕事を探しているがなかなか見つからない
  • 一人で行動するのが難しい、……、等々

◆最近相談会で書字の困難を訴えるお母さんがとても増えていて???でしたが、支援級の教員をしていた方から、小学校での書字の授業が激減し、「書く」=「文章を書く」になってしまっているとの情報がありました。

◆「働きがい」……、自分の仕事を 「くだらない仕事だ」 と思ってしまうのはとても不幸な事、どのように気持ちを持って行けば良いのか。

◆親が亡くなった後の事はいつも話題に出てきます。いづれその内と思っていても、いつの間にか気力・体力・経済力が減っていく、減っていく……

2011/05/03 例会  (三茶キャロット・パオ)

◆東日本大震災で延期となり、久しぶりの開催でした。まずは近況報告

  • 機嫌よく働いているが、余暇がもう少し充実すると良い/ バイトしつつ夜間の専門学校に通っているが仕事に結びつくかが不安/ 就労は継続しているのだが、自分を高めるという意識が少ない/ 支援機関に通い始めた。友達と約束して遊びに行くことを始めたので、続くことを期待する/ 求職活動中だがなかなか進まない
  • 高卒後の進路について決めかねている/ 派遣などで働きながら15年以上1人暮らしを続けている。親は心配しているが本人は楽しく暮らしている様だ/ 資格職で就職してもなかなか続かないので、支援機関にどこが問題なのかを調査してもらっている/ 昨年8月から始めた仕事を3月に契約更新できた。仕事量が増えてペースが荒れ気味。学生時代からの友人と2泊3日で旅行に行き、他人の都合にも合わせるという経験をした
  • たくさん履歴書を送って来週から新しいバイトが始まる。期待と不安/ 病気の事が不安だが、1月半ばから契約社員で働いている仕事が条件的にもあっている様だ/ 原因の分からない病状が時々出るので困っている。その部分を会社に理解してもらって働き続けさせたい/ 就労は継続しているが、ちょっと病気になると不安感を強める

◆兄弟関係で悩んでいる方の問いかけがあり、様々な家庭の事情が語られました。同性の兄弟が問題の多い印象ですが、異性で大人になった今でも心の中に鬱屈を抱え込んだままのケースもありました。

◆今年は久しぶりに就労や自立に関する講演会を実施してはどうかという提案がありました。賛同されましたが、講師やテーマ、時期についてはすぐには意見が出ませんでした。

「教育から就業への移行実態調査報告書Ⅲ」(全国LD親の会・会員調査)を紹介配布。2009年11月から2010年1月にかけて18歳以上の本人と保護者を対象に行われた3回目の移行に関するアンケート調査の報告書が完成しました。後期中等教育終了から現在への移行、逆に現況から遡っての道筋、高等教育の様子、支援制度の利用状況や地域別の比較調査など、内容は多岐にわたっています。

2011/01/15 例会  (三茶キャロット・パオ)

◆「東京都の障害者就労支援機関 訪問・アンケート調査報告書」が完成したので、参加者に配布しました。ムーヴでも中身の検討をしてみたいものです。

◆日本の社会は学卒即入社という習慣が長く続いていますが、学校卒業して働くまでの居場所、中間機関があると良いのにという話が出ました。上記報告書にも記載されていますが、色々な若者への支援制度があっても、中々うまく活用されていない (それとも我々の近くでその良い例がない?)様子に、利用されてこその制度と思いました。

◆疾患持ちの人が就労を継続するのはとても大変/ 孤独死も決して遠い話ではない/ 公共料金が滞ったら訪問する等のセーフティシステムがあれば/ 成年後見がもっと使い易いものになれば⇒グループでの青年貢献の話が出ている

◆近況報告では、新しく手帳を取得して就労に向けての準備を始めた方たちがいる一方、会社で身体障害の社員が増えて仕事がかなり高度化しているので、就労継続できるかに不安を感じ始めている人も。

2010/11/13 例会  (らぷらす 研修室#2)

◆DVD 『皆んな働く仲間たち』 (障害者自立支援プロジェクト作成)を視聴しました。色々な企業での障害者雇用の様子、支援する人たちの介入の様子など、それぞれの現場でそれぞれの工夫が紹介されていました。

  • できることに着目して離職者を出さない
  • 「ねじが回せるか」で採用を決め、写真付きのマニュアルでケータイ端末分解までこなせるように
  • 入社してちょっと慣れてきた頃に不適切な発言で社員とトラブ、支援センターが冊子を使って指導をし、事態が収拾できた
  • 病院での清掃やメンテナンスの仕事に対して、とても高い評価を得ている人等など

◆お約束の様に親の高齢化、死後の事が話題に出ますが、「引き継ぎ書-将来のための安心ノート」の紹介、誰にどういう形で引き継ぐのか、葬儀や親が亡くなった時の手続き等本人向けの分かりやすいマニュアルが欲しいねという話等など。

◆近況報告では、外資系企業に障害者雇用されたらフルタイム年棒制で、給料も前職より上がったという嬉しい報告がありました。

2010/08/28 例会  (らぷらす 研修室#1)

◆東京都作成の就労支援機関紹介DVD 『障害者雇用の頼れるパートナー』 を視聴しました。一つ一つは短い談話やエピソードでしたが、ジョブコーチ(JC)の様子、実際に働いている方たちの様子が拝見できて、事務所で聞くだけよりも具体的なイメージがつかめました。DVDで紹介されていたJCに期待される役割には、
     ★私生活が見えてくるようになっても会社からは立入り難いのでJCに入ってもらう 
     ★障害のある人が本音を語っているか不安でJCから情報をもらいたい 
     ★得意なことを伸ばしていくコツがほしい 
     ★会社としては雇用率が大事だが、現場では長い目で見ていきたい
支援機関のレク (ダンスやセミナー) に地域の人も参加することでお互いの理解が進むという取組みなど、様々な工夫も紹介されており、この東京都独自の制度がとても良い支援体制であることが再確認できました。

◆東京都庁でチャレンジ雇用中の青年が終了前に次の就職先での実習が快調で、10月からは新しい職場に入るというれしいニュースが聞けました。

2010/06/26 例会  (三茶キャロット・パオ)

◆久しぶりの参加者もいたので現在の「課題」をテーマに近況報告をしながら、情報交換をしました。  

  • 【将来の方向】・不登校なども経験したが、好きな事が学べる学校を自分で探し、実習が多い専門コースを見つけて喜んで通っている。職業と結びつくと良いが…/ 就職がうまくいかなくて悩んでいたが、目下手帳申請中。家族の方向が一致してきてよかった/ 来年度の移行に向けて迷い中、支援の方向に直で行くべきか?
  • 【仕事】アルバイトが終わってしまい、目下次の仕事を求めて面接の日々、ネクタイ着用などは身についてきている/ 新規のアルバイトが始まっているが本人は不満多々あり、やめるのでないかと不安。生きがいでもある趣味も自分勝手な解釈が多い/ 初職を辞めて落ち込んでいたが、福祉系の専門学校に通いだした。アルバイトよりも専門方面のボランティアを勧められている。資格が取れればよいのだが…。
  • 【金銭感覚】お金の使い方がなかなか身につかず、いつになったらと思う。/ 子どもの保佐人になったが、いずれは他人に委ねなければならない。親の残した資産で何とかやっていくための方策をこれからも考えていく。
  • 【最近】就活が上手くいかずあせっている/ 生活介護の施設に週3回通っている。最近は少し落着いている。/ 初めての入院を経験し、未経験の場所でまた新しい問題が出てくるのが見えてしまった。本人は教授回診に興味津々で、財前教授が夢に出てきたとか。ッタクモウ!

◆就労支援機関訪問の報告最終回
精神の手帳を持っている発達障害の人が多く来るようになったが、やはりタイプがとても違うので発達障害の手帳を求めていくべきと勧められた所/ 療育手帳を持っていることが利用の大原則なので発達障害の人は全く来ないと断言された機関/ …… 東京LDで現在まとめ作業中です。

2010/05/08 例会  (三茶キャロット C)

◆今回はムーヴ初参加の方、久しぶりの方を迎えていつもとは少し違う雰囲気の中での会合でした。

◆療育手帳の取り方、障害年金の申請の仕方、手帳や年金が必要と思えば医療との関わりを絶やさない事で手続きがスムースに進むとの経験則。障害の受容と年金を受取ることとの心理的なアレコレ。具体的な質問の数々に、以前月例会でやった勉強会をまた実施しようかという話も出てきました。

◆区の就労支援機関の紹介で東京都のチャレンジ雇用に入っている青年の体験。2~3日に1回程度、ジョブコーチが職場を訪問してくれる等の手厚いケアを受けているそうですが、お母さんは保護者が職場とどのように関わったらよいのか、模索中との事です……。直接様子を聞きたいが、支援機関を通した方がよさそう……。

◆就労支援機関訪問の報告 ・家庭での基本的な生活習慣ができていない事、家族の認識が甘い事などを繰返し強調される機関 ・女性や高齢者への支援も同所で行って敷居を低くしている所 ・規模の割には驚くほど就職実績が多くて驚いたが、離職率も非常に高く、マッチングの問題があるのではと素人でも考えてしまうケース、それでも職についてみたほうが良いの???などなど。  今回も最後まで行きませんでしたが、たぶん次回で終了予定。

2010/03/06 例会  (らぷらす 10F)

◆退会予定の方がお別れに来てくれました。高校の先生から特性に合った大学を勧められ、彼の苦手な部分をフォローしていただけているとの事、高校での勉強と継続した分野なので本人が安心して勉学できているそうです。

◆都立の永福学園での講演会の報告。3年生95名中、89名がすでに就職が決まっていて、さらに内定予定あり、2名は進学予定とのこと。就労担当の先生が8名で担当だが、実習先を探すのがとても大変だそうです。就労支援センターとも連携をとっているとのことですが、生徒の居住地が広い分、就労後のケアに若干不安があるとの事でした。

◆就労支援機関訪問の報告。 ・区営なので安定していそうだが、以前訪問した頃よりも職員の熱が少なくなったように感じた例 ・安心して働けるように正社員としての就労にこだわり、実際に成果を上げている所 ・富裕層が多く、苦労してまで働かせたくない親の気持に職員が無力さを感じるとの声 ・働く障害者に必要な事を求めていくとおのずからやる事が見えてくるとして、レストランやグループホームなど、どんどん広がっていく施設等々。同じ制度を使っていても本当に20区20色でした。残りはまた次回に。

2010/01/23 例会  (三茶キャロット・パオ)

昨年の11月9日から始めた就労支援機関訪問アンケート調査の感想や大雑把な報告をしました。

◆発達障害者のカウントをきちんとされているところは1箇所だけだった

◆相談の所で、聞き取りが難しいので親と一緒に来てほしいが、一人で来る人が多い所がある

◆裕福な人が多い地域では働きたい障害者がいない

◆職員が発達障害のある人を理解するのに時間がかかる

◆企業内授産所で訓練の場としてシイタケ栽培や園芸などユニークな取り組みをしているところがある

2009/10/31 例会  (らぷらす 10F)

◆久しぶりに参加した会員からダブル慶事の報告があり、みんなでビックリ&喜び、いろいろ聞かせてもらいました。また、1年間の職業訓練を受けていた青年が訓練終了と同時に就職が決まり、こちらも嬉しいことです。

◆中瀬ひがした親の会の研修会に参加した方からの報告 : アスペルガーで言語聴覚士の女性のお話、ご主人もアスペルガ ーだそうです。

◆サポートステーションの方の講演会から : 演劇を通じてハローワークに行くまでをフォローするという実践。関連NPOでは千 葉の山の中に「自然塾」を持ち、3ヶ月の宿泊訓練ができるが、就職に至るのは1割位との事。

◆たとえば、学校卒業時に就職できない時、アルバイト、就職浪人、職業訓練。専門学校入学等、色々ありますが、その時点 で手帳取得を探ることへの是々非々、逆に就職できてしまった故に遠回りをした例も身近にあり、話は尽きません。

◆東京LD親の会連絡会の訪問調査がいよいよ始まるので、その話題。今回にんじん村は20機関を担当。6年前とはずいぶん 状況が違っていることを期待して!

2009/09/05 例会  (三茶キャロット・パオ)

最近、すっかりおなじみになった奥のコーナー(ヨガグループ)から漂うお香の香りの中でのムーヴでした。

◆世田谷区にオープンした「若者サポートステーション http://y-setagaya.roukyou.gr.jp/」や、立川のサポートステーションの情報、LD学会、来年2月の「中瀬ひがした 親の会」との合同研修会、東京LD親の会で実施予定の都内就労支援機関の訪問調査などについての説明と意見交換。

◆国土交通省から出された新しいリーフレット「コミュニケーションハンドブック」の紹介
      http://www.mlit.go.jp/common/000043355.pdf

◆きちんとケアされて、それなりの訓練後であっても今の時期、なかなか就職まで結びつくのが難しい事例
    ・ゲームに20,000円費やしてしまってから、ジュース代100円に困っている勤労青年
    ・変にくじ運が良いことがかえってマイナスになってしまう
    ・先日役員会で出た、会員所有の部屋を一人暮らし体験に使えたら(夢と不安、現実と見通し)